税務行動研究会
研究会の内容
この研究会は、税務会計や税務と企業活動の関係に関する実証研究または分析的研究を主たる対象にした研究会です。2014年夏には、実験研究の論文も報告される予定です。これらの手法の基礎となる経済学ベースの研究を中心に議論していますが、かならずしも経済学ベースに限定しなくてもよいと考えています。研究会では発表者オリジナルの研究が報告されることも、英文ジャーナルの論文解題が報告されることもあります。
会計の中でも税務会計はマイナーな研究分野ですが、その中でも実証研究や分析的研究、実験研究を実施しているとなるとマイナーというレベルで無く、稀少というレベルかと思います。そのような稀少な人たちで議論を深め、情報を交換することがこの研究会の主な目的です。
研究会の実施時期
ここ数年は2月に大阪学院大学で、8月には北海道大学で開催してきました。今後も年2回程度の開催を予定しています。
参加ご希望の方
参加資格は特にありません。参加ご希望の方は奥田にまでご連絡下さい。
研究会の開催予定
2017年3月2日(木):立命館大学
研究会の開催記録
2016年12月26日(月):東京理科大学
- 成川旦人 (横浜市立大学博士後期課程)
- 村上祐太朗 (慶應義塾大学)
- A Theory of Tax Avoidance and Geographic Segment Disclosure
2016年8月19日(金):北海道大学
- 岩崎瑛美 (神戸大学博士課程後期課程)
- 企業の多国籍度と企業規模が税負担削減行動に及ぼす影響
- 成川旦人 (横浜市立大学博士後期課程)
- 櫻田譲 (北海道大学)
- 中小法人における役員報酬の支給行動と租税判例との関係
2016年2月19日(金):立命館大学
- 大洲裕司 (大阪市立大学博士課程後期課程)
- 文献解題:Guenther, D. A., S. R. Matsunaga, and B. M. Williams (2013)
“Tax Avoidance and Firm Risk,” working paper.
- 浅野敬志 (首都大学東京)
- 多国籍企業の租税回避と所在地別セグメント情報の開示行動
2015年8月21日(金):北海道大学
- 櫻田譲 (北海道大学)
- 中小法人における役員報酬の支給行動と租税判例との関係
- 高橋隆幸(横浜市立大学)
2015年6月13日(土):東京理科大学
- 成川旦人(横浜市立大学大学院博士後期課程)
- 法人税率引下げと繰越欠損金制度改正に対する企業の利益調整行動-平成23年12月改正の影響-
- 奥田真也(名古屋市立大学)・村上裕太郎(慶応義塾大学)・黄耀偉(慶応義塾大学大学院)
- 積 惟美(一橋大学大学院)
- 繰延税金資産に係る評価性引当額の決定要因~監査に焦点をあてて~
2015年2月20日(金):大阪学院大学17号館レセプションA 13時30分~
- 大洲裕司 氏(大阪市立大学大学院)
- 高橋隆幸(横浜市立大学)・野間幹晴(一橋大学)
2014年8月20日(水):北海道大学
- 田口聡志氏(同志社大学)・村上裕太郎氏(慶應義塾大学)
- 米谷健司氏(東北大学)
- Book-tax conformityと利益の質の関係-国際比較による分析-
2014年2月21日(金):大阪学院大学
- 大洲裕司 氏(大阪市立大学大学院)
- 村上裕太郎 氏(慶應義塾大学)
- "Book-tax conformity and compensation contracts"
- 鈴木一水 氏(神戸大学)
- 「経営者報酬契約における税コストとその他のコストの調整」
2007年くらいから開始したはずなのですが、細かい記録をつけていませんでしたので、2013年以前のものは掲載していません。